PostgreSQLスキルアップノート(自己啓発のための個人サイト)

PostgreSQL実験用OS環境(CentOS6.2)


【一覧に戻る】


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■ PostgreSQL スキルアップノート
■■■■
■◆■■ PostgreSQL実験用OS環境(CentOS6.2)作成
■■■■
■■■■
■■■■ 2012/12/30
■■■■ 使用環境: (CentOS6.2)
                                                                   (C) 2012 ohdb
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

検証に必要なOS環境を簡単に用意&破棄できるように仮想マシン上にOS環境を作成しておく。


【マニュアル】
−

【参考記事】
−


【前提環境】

CentOS6(6.2)上にKVM仮想化を導入済みの環境。

非仮想化の場合は「KVM仮想化環境のみ」と記載のある項をスキップして参照のこと。




■1■ CentOSのインストール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【□】 CentOSのメディアのセット。


【□】 先頭を選択 (Install or upgrade an existing system)

【□】 Disc Found ----> 「Skip」

【□】 「CentOS6」の初期画面----> 「Next」で次へ

【□】 インストール時に使用する言語 ---->「Japanese(日本語)」

【□】 このシステム用の適切なキーボード---->「日本語」

【□】 どちらのタイプのストレージデバイスに・・?----> 「Basic Storage Devices」

【□】 ストレージデバイスの警告 ---->「はい、含まれていません」

【□】 ホスト名 ----> centos62-01 (まだ次へ進まない)

【□】 ホスト名の画面の下にあるConfigureNetworkをクリック

【□】 ネットワーク接続のウィンドウが開く

【□】 接続名System eth0の下 「自動接続する」にチェックする。

【□】 有線タブのSystem eth0を選び、「編集」をクリック

【□】 「IPv4のセッティング」タブを選択

【□】 方式を「自動(DHCP)」から「手動」に変更する。

【□】 「追加」により今回与えるIPアドレス等を入力

【□】 「適用」「閉じる」でConfigNetworkを終了し、もとの画面に戻るので「次」へ

【□】 使用するタイムゾーン ----> 「アジア/東京」

【□】 rootパスワード ----> 

【□】 どのタイプのインストールをしますか?----> Use All Space
       合わせて同じ画面の下にある「パーティションのレイアウトをレビューまたは修正する」を選択
       (確認目的)

【□】 LVM Volume Group の内容表示を確認 「次」

【□】 フォーマットの警告---->「フォーマット」

【□】 ブートローダーのオペレーティングシステムのリスト---->「次」



【□】 「CentOSのデフォルトインストールは最小限インストールです」

      --->  「Basic Server」を選択
   ---> 下部にある「今すぐカスタマイズ」を選択
          (これを選択しないで進むと不用意にインストールが始まってしまうので注意)

   ---> 次へ


【□】以下のようなソフトウェア選択の画面が表示される。

-------------------------------------------------
  High Availability
  Load Balancer
  Resilient Storage
  Scalable Filesystem
  Webサービス
  アプリケーション
  サーバー
  システム管理
  デスクトップ
  データベース
  ベースシステム
  仮想化
  言語
  開発
-------------------------------------------------


上記のうち、追加でインストールするものがあれば
それぞれを選択状態にしてから右側に表示されるソフトウェア
を選択する。

以下、「BasicServer」から追加するもののみを記載。

【□】 アプリケーション
    ---->インターネットブラウザ

【□】 サーバー 
        ---->CIFSファイルサーバー
        ---->FTPファイルサーバー
        ---->NFSファイルサーバー

【□】 デスクトップ
     ---->X Window System
    ---->グラフィカル管理ツール
    ---->デスクトップ
    ---->汎用デスクトップ(GNOMEデスクトップ)

【□】 開発
    ---->その他の開発
    ---->サーバープラットフォーム開発
    ---->開発ツール

【□】 以上を確認の上、「次」。 インストールが始まる。

【□】 インストールが終わると「ようこそ」画面が表示されるので、「進む」

【□】 以下、指示に従ってOSインストールの完了まで進む。




■2■ postgresユーザーの作成
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

rootにて


【□】 useradd postgres

【□】 passwd postgres

【□】 su - postgres

【□】 whoami

    【□】  postgresであることを確認

【□】 mkdir ~/download

【□】 exit        (もとのrootユーザに戻る) 




■3■ 各種詳細設定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


1. SELinuxを無効にする
──────────────────────────────


【□】 vi /etc/sysconfig/selinux
      または  vi /etc/selinux/config 


【□】 SELINUX=disabled 


参考
 この方法の場合反映には再起動が必要
  再起動後に getenforceコマンドで でDisabledと表示されれば
  SELinuxは無効になっている。



2. ファイアーウォールを無効にする
──────────────────────────────

【□】 「システム」−「管理」−「ファイアーウォール」

【□】 「無効」−「適用」




3.ゲストOSでアンダースコアが入力できない事象への対処
──────────────────────────────
                                     【KVM仮想化環境のみ】

ゲストOSのコンソール入力時にアンダースコアが押せない問題の
回避のため、以下により対処する。


★これはホスト側で行う。

【□】 cd /etc/libvirt/qemu

【□】 ls -l centos62-01.xml   左記はゲストのマシン名(以下同じ)

【□】 cp -p centos62-01.xml centos62-01.xml.org 念のためバックアップ

【□】 vi centos62-01.xml

【□】               の部分を
         のように修正



4.再起動
──────────────────────────────

【□】 ここでホストの仮想マシンマネージャからゲストOSを再起動する。





■4■ ファイル転送の設定(vsftpd)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
任意

【□】 cd /etc/vsftpd

【□】 cp -p vsftpd.conf vsftpd.conf.ORG

【□】 vi vsftpd.conf

  #anonymous_enable=YES        コメント化
   ascii_upload_enable=YES      コメント解除
   ascii_download_enable=YES    コメント解除
   use_localtime=YES            行追加  


自動起動設定

【□】 chkconfig vsftpd on 




■5■ インターネット接続確認
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
任意


【□】 ブラウザから任意のサイトに接続できることを確認。




■6■ VNCServerのインストール  (インストール時指定漏れのため追加)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
任意


普段使っているWindowsPCから仮想マシンのコンソールに直接アクセスできる
ようにする。(WindowsPC側はこれとは別にVNCviewerが必要)



1.tigervnc-serverの設定
──────────────────────────────

【□】 yum search tigervnc


表示されたリストの中からtigervnc-serverをインストール。

【□】 yum install tigervnc-server.x86_64

       :
Dependencies Resolved
================================================================================
 Package               Arch     Version                            Repository Size
================================================================================
Installing:
 tigervnc-server       x86_64   1.0.90-0.17.20110314svn4359.el6    base   1.1 M
Installing for dependencies:
 xorg-x11-fonts-misc   noarch   7.2-9.1.el6                        base   5.8 M
    :
Is this ok [y/N]: y
    :                             
Complete!




2.VNC接続確認
──────────────────────────────

【□】 サーバ側でvncserverコマンド

【□】 PC側のVNCviewerから接続確認




■7■ Synergyのインストール  【20130113追記】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
任意


途中からディスプレイ2台にしたので、VNCに加えてSynergyでも使えるように設定した。
Synergyはマウスとキーボード1組で複数のマシンをシームレスに操作可能。



http://synergy-foss.org/ja/download/
・サーバー側(今回はWindowsPC側)  ・・・synergy-1.4.10-Windows-x86.exe
・クライアント側(Linux側)     ・・・synergy-1.4.10-Linux-x86_64.rpm
それぞれにインストール


(手順省略)

・サーバ側の設定では 「configure server」により
   クライアント側モニタのscreen nameや位置関係を登録しておく必要がある。
  (右上のモニタアイコンをドラッグして、好きな位置にクライアントを登録)

・クライアント側は接続先のServerIPを入力。

・その他 Automatically startの指定など


【参考】コピー&ペーストでゲストからsynergy経由で持ち出そうとしてもできなかった・・
        ホストの文字列は問題ない

このためゲストからのコピー&ペーストが必要な場合は依然としてterminalかvncを使うことになる。

結局、ゲストの操作はホストのキーボードを使う以外、用途に応じて3種類が混在することになる。

1)WindowsPCからterminalログインで使う モニタ1個での作業となる
2)WindowsPCからVNC経由で使う          モニタ1個での作業となる
3)WindowsPCからSynergy経由で使う      モニタ2個活用可能
                                        ただしコピー&ペーストが不可




■8■ Windows共有
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
任意

Windwos端末とのファイルの授受用に以下設定
あらかじめWindows側に仮想マシンからアクセスできるフォルダ(共有)を
用意しておくこと。


【□】 「場所」−「サーバへ接続」

【□】 「サービスの種類」----> 「Windows共有」を選択

【□】 「サーバ名」---> 普段使うWindowsマシンを指定  192.168.0.8 

以外は空欄


【□】 「接続する」をクリック

【□】 共有フォルダが参照できることを確認する。




■9■ 既存のPostgreSQLを削除(仮) 【追記】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

PostgreSQL 8.4がインストールされてしまっていた。
OSのインストールで開発ツールなどを選択した際に、クライアントとして一緒に入ってしまったと思われる。


【□】 rpm -qa | grep postgres


以下により削除しておく

【□】 ソフトウェアの追加/削除でpostgresを検索し、チェックのついたものを外して適用

または
rpm -e postgresql-devel-8.4.9-1.el6_1.1.x86_64
rpm -e postgresql-8.4.9-1.el6_1.1.x86_64
rpm -e postgresql-libs-8.4.9-1.el6_1.1.x86_64


【□】 rpm -qa | grep postgres



                                                                                               


以上 
inserted by FC2 system